職人技!
2020/02/21
こんばんわ
タケダ工業代表取締役の武田です。
このデジタル化の真っ只中の時代、職人技にお目にかかる機会がぐっと減ってきていますが…
数日前、テレビで放映していたのですが、手書き看板職人の特集がありました。
確か、大阪の上林さんて方で、建物の凹凸のある外壁など、いろんな条件のところでも下書きなしで、ゴシック体や明朝体などの字体で文字を書かれていました。
正直びっくりしました。こんなことが出来るんだ… 人間業なの?
人が書いた字には、到底見えません。
熟練すれば、ここまで出来るようになるのですね。
デジタルで書いた字と寸分変わらないのですが、どういうわけか温かみがありました。不思議なものです。
昔は、パソコンなどのデジタル技術がなくアナログの時代でしたから、こうした手書き看板職人が大勢おられました。
当社にも昔は、NC旋盤がなかった時代は、旋盤工や研磨工などの職人さんがおられました。職人の手の感触や体に染み付いた感覚で、ミクロン台の寸法精度を出していました。今は、職人ではなくエンジニアでしょうか?
もうこういう人材育成は、なかなか難しくなってきましたね。
それにしても本当に魅了されますし、美しいですし、かっこいいです。
今の時代でも、手作業でやるお仕事がたくさんありますし、その職業に携われている職人さんは本当に、尊敬します。
最近は、後継者不足が問題になっています。
その時代、時代で確立された技術がありましょうが、こういう職人技がなくなることなく、延々と継承されていくことを願うばかりです。