新春講演会
2020/01/11
タケダ工業代表取締役の武田です。
いつもお世話になっております。
毎年某銀行主催の新春経済講演会が、京都ミヤコメッセで開催されます。
今年は、毎年恒例ですが、経済学者の伊藤元重様と今回は、あの日本電産創業者で現会長兼CEOの永守重信様のご講演でした。
伊藤元重様は、毎年今年度の経済の展望と世界情勢のお話をされます。
人材の事、テクノロジー、持続性、グローバル社会について、日本の今置かれてる状況がどうなのか、
その展望についてお話しいただきました。
特にそのテクノロジーと持続性の話、この技術革新の進むそのスピードが、急激な右肩上がりの中、その曲線に沿ってとはいかないまでも、その成長力に乗っていかないと持続性のない世の中になる恐れを説いておられました。
永守会長のお話ですが、毎年日本電産の株主総会に参加させてもらってますので、その歯に衣着せぬ語り口調とカリスマ性は存じております。
そして講演会ですが、予想通り強烈です。
??銀行は、グダグダ銀行と言ったり(今回主催の銀行です)早起き、早飯、早グソは仕事が出来る私みたいに(これはその通りかと^_^)とおっしゃられたり。
その好き放題の語りは、会場から笑いが起き、長時間のお話ですとコックリコックリと、居眠りの輩が沢山おられるのですが、皆さんお話に夢中になっておられました。
一昨年に京都先端科学大学を設立されました。
そして最近の学校教育は、間違っていると危機感を発信されておりました。
その中で興味深い話として、IQの高い人すなわち天才の部類に属される人は、東大、京大のごく一部の生徒でそういう人を採用するのは難しい。
ですが、IQの高い人と低い人の差はせいぜい5倍くらいの違い。ところがEQというのがありまして、これはモチベーション、情熱を表す指数でこれは100倍もの違いがあり、企業では、そういうところを重要視して採用するとおっしゃってました。
先端科学大学では、そういったところと、必要な力量を伸ばすための教育に力を入れて、取り組んでおられます。
話の内容も大変興味深いですが、その情熱は凄まじいものがあり、ホント見習わなきゃいけないと反省しました。
今、日本の国民に足りないのは、こういう部分ではないか?
大和魂は、一体どこにいってしまったのか?
何かとやりにくい時代になってきました。
いずれにせよ、教育はすごく大事だと痛感しましたし、今年の最大のテーマにして頑張りたいと思います。